太田記念美術館|江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし展に行った感想

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原宿駅表参道口より徒歩5分にある太田記念美術館

大型連休後半5月6日に、原宿駅表参道口より徒歩5分にある太田記念美術館で開催中の”江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし”展に行ってきました。連休中のこともあり国内外観光客と思しき人が楽しげに行き来しています。その日は気温が高かったこともあり「シンガポールの様子と似ている」と感じ、私も異国に紛れ込んだ気分になりました。

太田記念美術館へのアクセス

JR山手線:原宿駅表参道口より徒歩5分 (表参道を青山方向へ進みソフトバンクの先の路地を左折)東京メトロ千代田線/副都心線:明治神宮前駅5番出口より徒歩3分 (表参道を原宿駅方向へ進み千疋屋の先の路地を右折)

太田記念美術館は大通りから1本奥に入ったところ、ラフォーレ原宿の向かいに所在していました。場所を確認できたので近くにあった定食屋さんで昼食を済ませます。余談ですが定食屋さんの半分以上が国外観光客で皆嬉しそうに日本食を召し上がっていてなんだか嬉しい気分です。

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太田記念美術館について

太田記念美術館は、かつて東邦生命保険相互会社の社長を務めていた五代太田清藏(1893~1977)が蒐集した浮世絵コレクションを、広く大勢の方々に公開するために設立された美術館です。……..太田記念美術館は、都心でも数少ない浮世絵専門の美術館として、国内の愛好者のみならず、日本文化に興味を持つ海外の人々にも数多く足を運んでいただいております。展覧会は、月ごとにさまざまなテーマを設け、それに沿った浮世絵作品を展示するという形式のもので、いつ会場を訪れても、そのたびに浮世絵の異なる魅力を観賞できるのが大きな特徴です。

太田記念美術館について

企画展|江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくしについて

data:

前期 4月1日(土)~4月25日(火)ー終了
後期 4月29日(土・祝)~5月28日(日)※前後期で全点展示替え

4月3、10、17、24、26-28、5月1、8、15、22日は休館

開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 1200円 / 大高生 800円 / 中学生以下 無料

浮世絵専門の美術館ということで企画コンテンツがニッチで濃密でした。今回は猫をテーマにした浮世絵展示会でしたが、とりわけ猫の浮世絵を描いた歌川国芳の作品が魅力的でした。私が歌川国芳作品に持っていたイメージは、髑髏をモチーフにした錦絵「相馬の古内裏」に代表される劇画タッチな作風の印象でしたが、今回のネコ展では”かわいい””愉快”と形容したくなる作風が多い印象でした。歌川国芳作品だけではなく、浮世絵を”江戸時代の娯楽ツール”という位置づけから見てみると、現在と同様で、「作家・作風・テーマは多彩だったのだな」と時間を超えた表現方法の共通点を実感しました。そして企画テーマの切り口を”ねこ”に絞り込んだことで見える浮世絵世界の面白さを感じました。

浮世絵とは

浮世絵|江戸時代(1603年~1867年)の前半に出現し、250年にわたって発展した庶民の絵画です。 浮世絵は筆で描くものもありますが、ほとんどは色付きの木版画です。 人気の高い浮世絵は、役者絵や美人画、風景画です。 そのほかには、江戸(現在の東京)の庶民の間で流行していた最先端の娯楽が題材となりました。

浮世絵について詳しく説明されているサイトです▼

浮世絵とは?基本や歴史が全部わかる!代表作品と有名な絵師たちを解説! | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!
浮世絵は、江戸時代に成立した絵画様式のひとつです。江戸時代の幕開けと共にその歴史は始まり、生活や流行、遊女や役者などをテーマにした絵画で、庶民層を中心に盛り上がりをみせました。この記事では、日本を代表するアート・浮世絵(うきよえ)。その歴史...

歌川国芳とは

歌川国芳|江戸時代末期を代表する浮世絵師の一人であり、画想の豊かさ、斬新なデザイン力、奇想天外なアイデア、確実なデッサン力を持ち、浮世絵の枠にとどまらない広範な魅力を持つ作品を多数生み出した絵師である。近年では「幕末の奇想の絵師」として注目され世界中から評価されています。

歌川国芳のミュージアム案内サイトです▼

巨大な骸骨を描いた国芳の代表作「相馬の古内裏」
江戸時代末期を代表する浮世絵師・歌川国芳(うたがわくによし、1797~1861年)のミュージアム「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館」(倉敷市本町)が倉敷・美観地区にオープンして1カ月がたった。

江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくしを見た感想

私は7年前から猫を飼っていているので猫の生態や猫好きの目線はとても身近なものです。そうした猫好きな私の目線で眺めるところ、”江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし”の浮世絵に描かれた猫や人の様子には愛が溢れていました。作品の中の猫たちが甘えたり戯れているのを見ていると江戸の街の空気を感じ、きっと江戸の街には家猫、外猫とも人との生活に溶け込んでいたのだろうと想像できます。展示会では、説明書きがありましたが、じっくり読みたかったので図版本(下ギャラリー左画像)を購入しました。表紙を見ただけでも面白さが伝わると良いのですがいかがでしょうか。5章に分けて展示されている中で、私が一番興味を持ったのは「第5章 猫と遊べばーおもちゃ絵の世界ー」ですこちらは子供の手遊びのために描かれた浮世絵とのことで「4コマ漫画」に似ている絵や「立版古」という紙を切って組み上げるジオラマのような絵、何と着せ替えごっこ遊び用の絵などまるで昭和時代の漫画の付録を見ているような作品があり驚きました。ひょっとして私が子供の頃夢中になっていたのは江戸時代から受け継がれていた遊びだったのかもしれないと感がえると感無量です。このように「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」は浮世絵と江戸時代を私の身近に感じさせてくれた展示会でした。

漫画の付録|日本日経新聞

さて、6月3日からはパリ出身の版画家ポール・ジャルレー展(下ギャラリー右画像)が予定されていてこちらも楽しみです。日本人の浮世絵とは違う魅力に触れてみたいなと思うのでした。

ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画 | 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
渋谷区の美術館。太田記念美術館

ギャラリー

太田記念美術館|江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし展に行った感想は以上です。

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