川崎浮世絵ギャラリー|”国芳×芳幾×芳年”後期展の感想

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太田記念美術館にて”江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし展”を鑑賞して以来「浮世絵って、現代のメディアにすごく繋がっている」と感じ、浮世絵のルーツに興味を感じています。もう少し深堀りして調べたいと考えているワタシの興味を刺激するように浮世絵の展示会があちらこちらで開催されています。

川崎浮世絵ギャラリーの”国芳×芳幾×芳年”後期展も7月15日から始まるので、初日にいそいそと出かけました。6月に前期展に行っており、後期展を楽しみにしていたのです。

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川崎浮世絵ギャラリー|”国芳×芳幾×芳年”(前期)展の感想はこちら

川崎浮世絵ギャラリー|”国芳×芳幾×芳年”前期展の感想
川崎浮世絵ギャラリー開催中の”国芳×芳幾×芳年”前期展示会を歌川国芳、落合芳幾、月岡芳年、についてと川崎駅から”川崎浮世絵ギャラリー”までの行き方と共にご紹介します。
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川崎駅から”川崎浮世絵ギャラリー”まで

川崎駅までは自宅から徒歩40分程度で行けるため、散歩を兼ねるのは定番ですが連日の災害級の暑さを念頭に、少しでも涼しいうちにと朝一番に出かけることにしました。この日はラゾーナ川崎”を素通りし、ビルの前のオブジェが楽しいMUZA KAWASAKIを抜けて向かいました。川崎駅への入り口近くには仮面ライダーコスプレさんが暑さをモノとせずビシッと決めているのを見つけ、折角なので写真を撮らせてもらいました。目的の”川崎浮世絵ギャラリー”に到着する前に楽しい気分が盛り上がります。

今年は東海道川崎宿400周年

川崎浮世絵ギャラリー”が入っているタワー・リバークビルには、前期展開催6月時にはなかった新たなポスターが張り付いています。その中でも浮世絵にちなんだイベントのいくつかに目がいきます。内容を見てみると「今年は東海道川崎宿400周年」とあり、東海道五十三次にかけた浮世絵イベントが多い理由に、なるほどと合点します。中でも一番気になったのは「重ね捺しスタンプラリー」でギャラリー鑑賞後に調べてみることにします。

*JRのイベント「南武線でめぐる、川崎の歴史 重ね捺しスタンプラリー」

川崎浮世絵ギャラリー |data

“川崎浮世絵ギャラリーでは、公益社団法人川崎・砂子の里資料館から市が無償貸与された作品を展示します。”

2019年(令和1年)12月3日 開室

所在地〒210-0007 川崎市川崎区駅前本町12-1 川崎駅前タワー・リバーク3階

電話 044-280-9511

”国芳×芳幾×芳年”後期展について

”川崎浮世絵ギャラリー”会場手前の通路部分には撮影OKの複写作品が展示してあります。いずれも後期展での主役級の作品なのでせっせと撮影しているのはワタシだけではありません。「相馬の古内裏」や「百鬼夜行 相馬内裏」など妖怪や怪奇を題材とした作品を中心に公開されているとのことでワクワクしながら展示室へと入ります。参考:KAWASAKI CITY

<企画展概要>

「国芳×芳幾×芳年」後期展会 期 令和5年7月15日(土)から8月20日(日)まで

※月曜日休館(祝日の場合は翌日)※7月18日休館開館時間 11 00 18 30(最終入館18:15) 入 館 料 500 円

”国芳×芳幾×芳年”後期展の感想

前期展同様、浮世絵後期作品にスポットを当てることで絞り込まれたニッチな楽しさがありました。妖怪や怪奇を題材とした作品を中心に国芳、芳幾、芳年を繋ぐ展示、またその一門の普段目にしない作品も展示されていて時代とともに移り変わる浮世絵スタイルの流れや、社会的な役割についても触れていてやはり浮世絵はメディアの発信ツールが主軸であったと感じました。

”漫画”との関わりについて

いくつかの浮世絵展を鑑賞するにつけ強くなる思いがあります。浮世絵は現在の”漫画”に繋がるルーツではないのかということです。

そのような思いで”国芳×芳幾×芳年”後期展を鑑賞していると、作品説明書きの中に「北斎漫画」に触れる記載を見つけました。名称しか知らなかったその存在でしたがワタシのアンテナが大きく振れました。「ひょっとして私たちの知る”漫画”のルーツに繋がるかもしれない!」と胸が弾みます。会場では掘り下げてはいなかったので北斎漫画について帰宅後調べてみることにしました。

以下はワタシの大好きなサイト「刀剣ワールド」からの抜粋ですが他を調べても北斎漫画は「葛飾北斎の絵を学びたい人への書き方教科書」という位置付けにあるようです。現在の漫画のようなストーリー性はないようですが当時大ベストセラーになったということです。「絵の教科書」が大ヒット?つまり専門分野から飛び出したということかもしれません。この様子は現在のメディアに当てはめるとなんとなく腑に落ちます。

また北斎漫画が偶然海外へ渡り印象派に影響を与えヨーロッパで「ジャポニズム」(日本ブーム)が巻き起こるきっかけになったと言われているそうです。こちらは海を渡ることで真っ新な評価を貰い浮世絵に芸術としての一面ができたと考えます。

「北斎漫画」(ほくさいまんが)とは、浮世絵師「葛飾北斎」(かつしかほくさい)が発表した全15編からなる絵手本(指導書)です。漫画とは、スケッチのこと。葛飾北斎は「事物をとりとめもなく気の向くまま漫ろ(そぞろ)に描いた画」

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「もっと知りたい 浮世絵」田辺昌子 著について

もう少し浮世絵について理解したいと考えていたところに、会場前で販売していた「もっと知りたい 浮世絵」田辺昌子 著を見つけ手に取ってみると、丁度、今のワタシの疑問に答えてくれそうな内容だったので購入していたので読んでみたところ、浮世絵はやはり当時メディアとしての役割を持ち、芸術という面は後年西洋から位置付けられたということがちゃんと書いてありました! やはり広告の原点、漫画、イラストの原点の一部であることは間違いないようです。

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多分、その道の専門家であれば分かりきったルーツであるのかもしれませんが自分自身で感じ、紐解いていく過程はとても楽しく謎解きをしているようなワクワクする時間となってくれました。今後も浮世絵の持つ別の役割を感じられる時があるかもしれない思うとこれからの出会いがとても楽しみだと思いました。

川崎浮世絵ギャラリー|”国芳×芳幾×芳年”後期展の感想は以上です。

川崎浮世絵ギャラリー|”国芳×芳幾×芳年”後期展の感想まとめ

  1. 川崎駅から”川崎浮世絵ギャラリー”まで
  2. 今年は東海道川崎宿400周年
  3. ”国芳×芳幾×芳年”後期展について
  4. ”国芳×芳幾×芳年”後期展の感想
  5. ”漫画”との関わりについて
  6. 「もっと知りたい 浮世絵」田辺昌子 著について

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