東銀座の散歩道|蓮展(美術家連盟画廊にて)

展覧会レビュー

蓮展について

卒業校の同窓生であり友人の高橋さんから、毎年開催しているグループ展「蓮展」を美術家連盟画廊にて(2023年11月6~11日終了)今年も開催するとの連絡をいただき、東銀座へといそいそお出かけをしてきました。

ギャラリー近辺の地図

東銀座駅からギャラリーへの散歩道

日比谷線と都営浅草線で下車が可能な”東銀座駅”は「4丁目交差点」から離れている印象があるのですが、実は「銀座3丁目」と、すぐ近くです。東京の地下鉄は一区間があまり離れていないので「銀座駅」で下車しても(何なら「新橋」や「有楽町」からでも!)街歩きを楽しみながら移動可能ですが、この日は東銀座駅から向かう事にしました。上のGoogle Mapで分かるように、右を見ても左を見ても美術家連盟画廊周辺には魅力的なお店が立ち並びますが、4丁目近辺に比べると食器の専門店や日本刀の専門店などが並び、やや落ち着いた雰囲気が魅力です。

美術科連盟画廊について

展示会場の美術科連盟画廊は1949年に絵画、版画または彫刻の制作を専門とする美術家が、その専門分野を越えて、美術家相互の連絡連携を深め、美術家の職能を擁護するとともに、美術に関する諸問題の調査研究、情報の収集・発信、普及啓蒙及び国際交流を図ることにより、社会における美術の役割の向上と振興に寄与することを目的として創立されたとのことです。

会員及び専門美術家のための貸画廊(会館6階)です。

1.目  的
日本美術家連盟の会員及びそれに相当する内外の専門美術家による絵画・版画・彫刻等の美術作品を展示するため、各位のご利用に供します。

一般社団法人日本美術家連盟 
  〠104−0061東京都中央区銀座3−10−19 美術会館6階
  TEL:03−3542−2581(代)

美術家連盟画廊〔JAA gallery〕

ビルの案内にはアート関連の催しや美術教室で埋まっていて志の高さを感じます。銀座にはクラシカルな画廊が沢山ありそれぞれ興味深い歴史があるのだろうと思いました。

▼美術科連盟画廊のホームページ沿革はこちら

連盟はやわかり|一般社団法人日本美術家連盟
一般社団法人日本美術家連盟、目的・沿革・事業内容等連盟はやわかり

蓮展を見た感想

11月6日(月)〜11日(土)まで美術家連盟画廊6階にて開催された”蓮展”は油彩、ミクストメディア、カリグラフィー、フォトグラフィック、版画、陶、水彩、墨、と色々なタイプの作家たちが一つの展覧会に集まったグループ展でした。会場に足を踏み入れると、制作過程や作品との向き合い方など、作家と言葉のやり取りが出来る展覧会との通り来客に丁寧に作品の説明をしている様子が見えました。女子美術大学同窓生で友人の高橋好美さんも在廊していて、氏のカリグラフィー作品についてもお話を伺うことができました。

カリグラフィー(希: καλλιγραφία, 英: calligraphy)とは、西洋や中東などにおける、文字を美しく見せるための手法。字を美しく見せる書法という面は日本の書道など東洋における書 (造形芸術) と共通する部分があるが、筆記にペンまたはそれに類する道具を用いているため、毛筆を使用する書道とは表現されたものが異なる。

ウィキペディア

2023年蓮展出品作品タイトル

pic7・8「意思あるところに道は開ける」

pic9 「ラテン語 生命のある間は希望あり」

pic10 「山は地球の不朽の記念碑だ」

作品に対する思い

『文字(言葉)とテクスチャーが、違和感なくお互いが溶け込むような作品を目指して制作をしています。

将来的には、読めない文字(アルファベットの形が一見わからない)が背景と一体化している作品。文字自体をテクスチャーにした作品が出来ないかと考えています

今は、習得しなければならない事・引き出しを増やす事(色々な事にチャレンジ)をしていますが、いつか海外カリグラファーのワークショップを実際に受け、目指す作品作りに向き合いたいと思っています』

今回は和紙を使った作品ですが、美しい文字を描く際「和紙はペンが引っかかりやすいので」工夫が必要だったとのことです。その甲斐あって和紙の繊維をかすかに感じる文字が良い感じでした。また、白い和紙を顔彩で自分で染めているという、薄い和紙をちぎって重ねた表現では、和紙の繊維の魅力が生かされ2D作品ながら立体感を感じることができました。

展示作品ギャラリー

▼展示作品の作家(敬称略)

飯田秀幸(油彩)

島野保行(油彩)

須賀田美佐子(ミクストメディア)

高橋好美(カリグラフィー)

中村元(フォトグラフィック)

野口恵子(版画)

野口真理(陶)

毛智(水彩)

宮村有紀(墨)

山梨且二(ミクストメディア)

上の写真で分かるように作風に類似のジャンルが見当たらない、個性的な作家が集まった”蓮展”が今後どのように進化してゆくのか楽しみです。

東銀座の散歩道|蓮展(美術家連盟画廊にて)についての記事は以上です。

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