先日行った、太田記念美術館|”江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし展”は歌川国芳作品を中心に据え、ネコをテーマにした展示会でした。猫好きな私はとても楽しく鑑賞し、また企画の内容からは「浮世絵って、現代の広告にすごく繋がっている」と感じ、もう少し浮世絵のストーリーを知りたいと思っていました。そのような折、わたしの自宅から近いところに川崎浮世絵ギャラリーがあり、”国芳×芳幾×芳年”展が開催中と知りました。しかも駅近くにあるらしいとわかり、早速足を運んでみました。
川崎浮世絵ギャラリー |data
“川崎浮世絵ギャラリーでは、公益社団法人川崎・砂子の里資料館から市が無償貸与された作品を展示します。”
2019年(令和1年)12月3日 開室
所在地〒210-0007 川崎市川崎区駅前本町12-1 川崎駅前タワー・リバーク3階
電話 044-280-9511
▼太田記念美術館|江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし展の感想

川崎駅から”川崎浮世絵ギャラリー”まで
川崎駅までは自宅から徒歩40分程度で行けるため、散歩を兼ねて向かいます。今やメジャーになった”ラゾーナ川崎”側(川崎駅の西口方面)から駅に向かい、一旦外に出ます。目的の”川崎駅前タワー・リバーク”は北側に位置しているので混雑する駅の中を通るより好きなのです。因みにチネチッタは東側で駅から少し離れています。





”川崎浮世絵ギャラリー”はタワー・リバークの3階にあるとの事ですが、1階から向かう場合、エレベーターで移動すると少しわかりにくかったため”かわさき きたテラス”観光案内所に立ち寄り聞いてみました。どうやら階段側に入り口があったのを見落としたようでした。観光案内所には私の”推し”川崎工場夜景と藤子不二雄ミュージアムの案内ポスターが貼ってあり嬉しくなります。





”国芳×芳幾×芳年”前期展について
さて、無事3Fにある”川崎浮世絵ギャラリー”に到着、ビルの中にありコンパクトなギャラリーです。会場手前の通路部分には北斎作品や浮世絵の刷り手順などが展示されていて、ここまでは撮影OKとのこと、残念ですが中の様子は撮影できませんでした。
企画は国芳の代表作とともに、門下で双璧をなすライバルであった落合芳幾と月岡芳年の作品。また芳艶、芳員、芳虎など、”芳”の字を受け継いだ門人たちの作品を同時に展示し、一門の系譜を振り返るというものです。 前期展(6月3日-7月9日)では武者絵や戯画を中心に公開されていました。参考|IMインターネットミュージアムより








歌川国芳(うたがわくによし)について
江戸時代末期の浮世絵師、歌川国芳は1797年(寛政9年)江戸日本橋生まれ、「歌川豊国」(うたがわとよくに)のもとに入門し18歳で浮世絵師としてデビューした人物で武者絵で名を馳せていました。中国の豪傑を描いた武者絵「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」(つうぞくすいこでんごうけつひゃくはちにんのひとり)が人気浮世絵師の1人となるに至った出世作です。その後、力強い描線と迫力、躍動感のある画風で武者絵シリーズを多く手掛け「武者絵の国芳」と称されるほどの評価を得つつ、風景画、美人画、風刺画など幅広いジャンルで腕を振るいました。
参考|刀剣ワールド 浮世絵
落合芳幾(おちあいよしいく)について
落合芳幾は、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師です。浮世絵師としてのデビューは遅咲きであったものの、同じ「歌川国芳」(うたがわくによし)門下生の「月岡芳年」(つきおかよしとし)と双璧を成すほどの実力をもつ浮世絵師でした。また東京日日新聞の錦絵版「東京日日新聞大錦」(とうきょうにちにちしんぶんおおにしき)を発行。「新聞錦絵」という新たなジャンルの先駆者です。
月岡芳年(つきおかよしとし)について
月岡芳年は、江戸で生まれ精神的な病を抱えながら絵筆を握り続けた浮世絵師です。「歌川国芳」(うたがわくによし)の弟子となり、15歳で武者絵を発表して浮世絵師としてデビュー。27歳で兄弟子と共作した「英名二十八衆句」(えいめいにじゅうはっしゅうく)では、歌舞伎の残酷な場面を描き、初期の代表作となります。その後は上野戦争、西南戦争をテーマとした作品や、歴史画、新聞錦絵、美人画、妖怪画など多彩なジャンルで活躍。54歳で逝去するまで多くの傑作を残しました。
”国芳×芳幾×芳年”前期展の感想
規模は小さいながら後期の浮世絵にスポットを当てることで絞り込まれたニッチな楽しさがありました。国芳、芳幾、芳年を繋ぐ展示により、浮世絵が持つ役割は芸術という面と同時に現代の広告の原点の一部であり、本の表紙、漫画、イラストの原点の一部なのだと感じました。手法もどんどん複雑になっていることも年代で追うことができこの後公開される後期展が楽しみです。
後期展では妖怪や怪奇を題材とした作品を中心に公開いたします。国芳一門の迫力あふれる競演を、ぜひお楽しみください。
IMインターネットミュージアムより
国芳×芳幾×芳年”展示会data
| 会期 | 2023年6月3日(土)〜8月20日(日) |
| 開館時間 | 11:00~18:30(入館は 18:15 まで) |
| 料金 | 一般500円 |
| 休館日 | 月曜日(休日の場合は翌平日) |
| 観覧時間の目安 | 60分 |
| 公式サイト | https://ukiyo-e.gallery/ |
| 会場 | 川崎浮世絵ギャラリー |
| 住所 | 〒2100007 神奈川県川崎市川崎区駅前本町12-1 川崎駅前タワー・リバーク3階0442809511 |
浮世絵の参考サイトについて
記事作成中、参考にしました。
▼”刀剣ワールド 浮世絵”は浮世絵を取り上げた専門サイトです。(わかりやすく楽しいサイトです)

▼”和楽|浮世絵の作り方”(パロディ仕立てでこちらも楽しいサイトです)

川崎浮世絵ギャラリー|”国芳×芳幾×芳年”展の感想は以上です。
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